エネルギー領域の実践

   エネルギー領域では,「量的・関係的な見方」が求められています。

関係的な見方は,理科のどの領域においても常に働いているものです。

「2種の事象の違いは何か?」「2種の変化の要因は何か?」など,仮説を立てる際にも,

「〜と関係があるのではないだろうか」と予想しながら仮説を立てていきます。

   このような見方・考え方のとらえを基に,エネルギー領域の実践を行いました。

第3学年では,音が出ているときの物の震えを観察し,「音と物の震え」には関係があることを見出し,音を大きくすると物の震えが大きくなることから,「音の大きさと物の震え方との関係」をとらえていく子どもたちを目指しました。

   実践では,スチロール玉を用いて振動を可視化することで,ぶるぶると震えるスチロール玉の動きから「音と物の震えとの関係」に関心をもてるようにしました。

豊かに学ぶ子どもたちの姿を求めて〜一人ひとりの未来を見据えて〜

今求められる学力という考え方ではなく,『一人ひとりの子どもが豊かに生きていくために必要な力』という考え方を基に(結局同じなのですが),日々の授業実践を深めていきたい。 その思いを共有できればと考えています。 山口大学教育学部附属光小学校 理科部: 宮﨑 洸佑・ 赤星 冴

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